和紙研究ノート
明治期の川田和紙との再会-グラスゴー訪問調査記

明治期に川田で漉かれた雁皮紙が、文物交換によってグラスゴーの博物館に伝わっていた。原田家に残る資料、『造紙説』、久米康生氏の著作を手がかりに現地を訪ね、ケルビングローブ美術館関連資料として保存される和紙を確認した訪問調査記。川田和紙を地域史だけでなく、近代日本の国際交流史の中に位置づけ直す試みである。

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和紙研究ノート
広重《阿波 鳴門の風波》復刻の記録

歌川広重《阿波 鳴門の風波》を阿波和紙で復刻するまでの道のりをたどる。原安三郎コレクションとの出会い、初摺で知ったキラの魅力、ぼかしの技法、そして紙が受け止める青の深さを通して、木版画という総合芸術の奥行きを見つめ直した記録。

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中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第4回・最終回)―東アジア製紙技術史の中で和紙を再定位する―

これまで三回にわたり、華林製紙工房遺跡の現地踏査、発掘資料の整理、そして紙薬(植物性粘剤)の技術的意味について検討してきた。本稿では、それらの知見を総合し、東アジアにおける製紙技術の展開の中で、日本の和紙技術をどのように […]

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中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第3回)―紙薬(ネリ)はいつ成立したのか―

はじめに 前回は、華林製紙工房遺跡の発掘成果から、原料処理から抄紙・乾燥までの製紙工程全体を再構成しました。その結果、この遺跡が高度に設計された生産システムであったことが見えてきました。 今回は、その中でも特に重要な「抄 […]

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中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第2回)

―発掘資料に基づく製紙工程の全体像― 前回は、華林製紙工房遺跡の現地踏査を通じて、製紙工程の全体像を現地のみから把握することの困難さと、文献・考古資料の統合的検討の必要性を確認した。本稿では、中国側の発掘報告、特に王意乐 […]

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中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第1回)

―現地踏査から見えてきた問題構造― 本記事では、中国江西省の華林製紙工房遺跡を手がかりに、古代製紙技術の実態を考えます。とくに、抄紙工程における植物性粘剤(紙薬)の役割に注目し、日本の和紙技術との関係も視野に入れながら検 […]

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見聞録・紀行文
華林の谷に立つ

―千年の製紙遺跡を訪ねて― 1 華林の谷へ 江西省高安市周嶺。九嶺山脈の南東斜面に広がる奥深い山間の谷である。竹林や雑木に覆われた谷あいを小さな渓流が流れ、周囲には静かな棚田の風景が広がっている。現在のこの穏やかな風景か […]

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エッセイ
あいだに立つ木― 山と人のあいだ ―

【プロローグ】 切り株から芽が出る その春、私は立ち尽くした。 一昨年、刈り取った雁皮の株から、芽が吹いていた。 ひとつではない。数十本。 地上には何もなかったはずだ。深く根だけが、土の中に残っていた。 それでも、芽は出 […]

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和紙研究ノート
『阿波国雁皮紙製造の発端』に見る「ニベの枝葉」の解明

― 図像・工程・材料科学からの再検討 ― 造紙説『阿波国雁皮紙製造の発端』に見る「ニベの枝葉」の解明 藤森 洋一 / Yoichi Fujimori The Origins of Gampi Paper Pro […]

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