和紙研究ノートは、阿波和紙、川田和紙、雁皮紙、紙薬・ネリ、藍染和紙、そして東アジアにおける製紙文化について、調査と考察を記録する公開ノートです。

阿波和紙は、徳島県吉野川市山川町を中心に受け継がれてきた手漉き和紙の文化です。原料となる楮、三椏、雁皮の性質、紙漉きの技術、紙薬やネリの働き、さらに藍染や版画用紙、文化財修復用紙など、和紙には多くの技術と知恵が重なっています。

本サイトでは、日々の調査、古文献の読解、現地での聞き取り、実際の製紙現場での経験をもとに、和紙に関する記録を少しずつ整理していきます。とくに、明治期の川田和紙、雁皮紙の歴史、海外に残る阿波和紙資料、紙薬の技術史など、これまで十分に紹介されてこなかったテーマにも光を当てたいと考えています。

このノートは、完成された論文というよりも、調査の途中経過を含む記録です。和紙に関心を持つ方、工芸や地域文化を学ぶ方、紙の歴史や素材に関心のある方にとって、阿波和紙を知る入口となれば幸いです。

阿波和紙の技術と歴史は、過去のものではなく、現在も続いている生きた文化です。素材に触れ、技術を受け継ぎ、記録を残すことを通して、次の世代へ伝えるための一助となることを願っています。

本サイトでは、主に次のテーマを扱います。

  • 阿波和紙・川田和紙の歴史
  • 楮、三椏、雁皮など和紙原料の調査
  • 紙薬・ネリに関する技術史
  • 明治期資料、博覧会資料、古文献の読解
  • 藍染和紙、版画用紙、文化財修復用紙などの用途
  • 国内外に残る阿波和紙資料の調査記録

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