エッセイ
あいだに立つ木― 山と人のあいだ ―

【プロローグ】 切り株から芽が出る その春、私は立ち尽くした。 一昨年、刈り取った雁皮の株から、芽が吹いていた。 ひとつではない。数十本。 地上には何もなかったはずだ。深く根だけが、土の中に残っていた。 それでも、芽は出 […]

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