中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第2回)

―発掘資料に基づく製紙工程の全体像― 前回は、華林製紙工房遺跡の現地踏査を通じて、製紙工程の全体像を現地のみから把握することの困難さと、文献・考古資料の統合的検討の必要性を確認した。本稿では、中国側の発掘報告、特に王意乐 […]

続きを読む
中国製紙史
華林製紙工房遺跡から読み解く古代製紙技術(第1回)

―現地踏査から見えてきた問題構造― 本記事では、中国江西省の華林製紙工房遺跡を手がかりに、古代製紙技術の実態を考えます。とくに、抄紙工程における植物性粘剤(紙薬)の役割に注目し、日本の和紙技術との関係も視野に入れながら検 […]

続きを読む
見聞録・紀行文
華林の谷に立つ

―千年の製紙遺跡を訪ねて― 1 華林の谷へ 江西省高安市周嶺。九嶺山脈の南東斜面に広がる奥深い山間の谷である。竹林や雑木に覆われた谷あいを小さな渓流が流れ、周囲には静かな棚田の風景が広がっている。現在のこの穏やかな風景か […]

続きを読む
エッセイ
あいだに立つ木― 山と人のあいだ ―

【プロローグ】 切り株から芽が出る その春、私は立ち尽くした。 一昨年、刈り取った雁皮の株から、芽が吹いていた。 ひとつではない。数十本。 地上には何もなかったはずだ。深く根だけが、土の中に残っていた。 それでも、芽は出 […]

続きを読む
和紙研究ノート
『阿波国雁皮紙製造の発端』に見る「ニベの枝葉」の解明

/― 図像・工程・材料科学からの再検討 ― 『阿波国雁皮紙製造の発端』に見る「ニベの枝葉」の解明 ― 図像・工程・材料科学からの再検討 ― 藤森 洋一 / Yoichi […]

続きを読む